SignⅠ〜天狗のしるしと世界とあたし
————パアアアア……カッ!!
白い閃光が走り、あたしは思わず目を閉じる。
……!
目を開けると、そこにはもとの穏やかな風景が広がっていた。
「……レムリアが、答えた…… 」
《……ふむ…… 》
《……………… 》
《……レムリアが……》
《 これも導きか……》
七色の光たちがあたしを取り囲み、ぐるぐるとなにやら回り出す。
「 こいつ、なんかオレと似てるのかもな。だからレムリアが引き合わせたのかもしれねえ 」
……?
先ほどから信じられない事が続く
目まぐるしい状況に、ついていくのがやっとだ。
《 娘よ、》
七色の光たちがあたしに言う。
《 レムリアはどんな事があっても人間を見捨てたりはしないのだよ。たとえ間違った道へ進もうと、辛抱強く見守り、導くのだ 》