ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

「っ結愛ちゃんって…ほんと……。」




「な、なによ!!もういい!もういいからご飯作って!!」




ふんっ……わたしだって、なんでそんなこと言ったのか分からないもん。




…って、え?あれ…?してくれないの?




レトならしてくれると思ったのに…なんて思って振り返る。




「………っひゃ!!!」




「ふふ。少しだけ仕返し。結愛ちゃんが可愛すぎて、少し意地悪したくなっちゃった…結愛ちゃん、今日はよくできました。」




振り返った途端、ぎゅーっと抱きしめてきて、頭をよしよしされた。




「驚かせないでよ…バカ。」




「あははっごめんね。ん〜結愛ちゃんの身体、ひんやりしてて気持ちいい。」




そういえば、レトはいっつも暖かい気がする。

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