ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

「…結愛ちゃんがもういいって言うまでこのままでいていい?」




わたしの考えが全てお見通しかのように、聞かれたくないことを察してくれたよう。





「レト……。」




ぐぅぅ。




「っ!!」





最悪なタイミングでわたしのお腹がなった。





……なんなのわたしっっ!!!




「はっ離れて!!…あぁ…恥ずかしすぎる……。」




「ご…ごめんね、僕が夜ご飯作るの遅いからだよね!急いで作ってくるから!!」




こういう時でもレトはそうやって低姿勢なんだもんね。

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