ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
サミに言うとこうなるだろうとは思っていた。
サミとは小さい時から一緒にいて、その時からなんでか分からないけど僕に執着している気がする。
身分のせいでお互い他と関わりがなかったから、こんな感じなのかとは思うけど…。
「あっそれよりサミに聞きたいことがあるんだ。」
「なぁに?」
「人間同士の恋愛について、教えて欲しいんだけどいいかな。サミは詳しいでしょ?」
「人間の……っ!?まさか…あの人間のところに行ってるの!?」
「うん、そう。」
「どうして、レトにはサミがいる!サミも人間の姿でいれる時間もっと増やすから…だからもうあっちに行かないで!」