ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
僕という存在がすごくストレスなんだろうな…。
結愛ちゃんのことを考えても悲しそうな顔、不機嫌な顔、むっとした顔しか思い浮かばない。
はあ…お願いごと叶えられるのかな…すごく不安。
「……ん?」
マンガをめくる手を止めた。
そのページには、女の子が男の子と連絡先を交換していた。
「なるほど……。結愛ちゃんに提案してみよう…!」
その後も漫画を読みながら、結愛ちゃんが戻ってくるのを待った。