ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
振り返ると、少し先の曲がり角に見覚えのある人影が。
手招きすると、走ってやってきた。
「いつから後ろに?」
「…スマホ触り出すらへん…。」
「ご、ごめんね…つけるようなことして…僕なんかいたら邪魔だし…あと……これ買いたくて…はいっ。昨日のご褒美と今日のご褒美。」
「え、アイス!」
「小さい頃、結愛ちゃん大好きだって言ってたからご褒美はアイスクリームかなって思って!」