ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
「レ、レト…?」
キッチンにはおらず、リビングを覗くとテーブルには食事が準備されていてとなりにメモが置かれていた。
『結愛ちゃんおかえりなさい。突然なんだけど今日夜のシフトにも急遽入ることになって、帰りが遅くなります。ご飯は作ったから食べて、先に寝ててね。』
そうなんだ……。
1人でレトが用意してくれたものを温め、食べ進める。
「……。」
…1人ってこんなに寂しかったっけ。
美味しいはずなのに、全然美味しく感じない。
「……っ…なんで?」