ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
だけど、日付が変わってもまだレトは帰ってこない。
泣きそうになったときだった。
がちゃっ。
「!!…っレト…レトぉっ…!」
「な、結愛ちゃん!?なんで起き……わ!?」
ぎゅうっとレトをだきしめる。
「…っど、どうしたの?」
「っひく…なんで、どうして前みたいに…ひっく…話してくれなくなっちゃったの…どうしてっ…一緒にいてくれなくなっちゃったの…?」
「…それは…。」
「うぅ…わたしのそばにいてくれるって…言ってたじゃんっ…っ」