ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
「…ゆあ、目をつぶって?」
「なんで…?」
「僕の宝物、お礼にあげる…少し痛いかも。」
目を瞑ったゆあの耳に噛み付く。
「いたっ…」
「まだ…ん、いいよ。」
「…耳になにしたの?」
「あそこで確認してごらん。」
そう言って水たまりを指差すと、走って水たまりのとこに確認しに行くゆあ。
「わあ……金ぴかがうつってる…キレ〜!」
「ピアスっていうもので、生まれた時に両耳につけたもので、お父さんもお母さんも大切にしなきゃダメって言うからずっとつけてる宝物なんだ。」