ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
「わ、わぁ本当!?嬉しい〜!」
はぁ…お化け屋敷だけは行きたくなかったけど、レトの元気がなかったから元気付けたくて…。
…だとしても他のことでよかったかもしれない。
…しかし、やっぱりレトはレトだった。
「っいやぁぁ!?……やだもう…ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「……あの。レトさん?」
「…怖いよ〜結愛ぁ〜。」
もう…なんでわたしが前を歩かなきゃいけないの!?
お化け屋敷に入ってすぐ、髪の長い女性が脅かしにきてからわたしは盾にされている。