ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
これがふわふわした正体だ。




てかなんで隣にコスプレ男?




「……ってか誰!?」



「…んっ?」



コスプレ男がうっすらと目を開けて、目があった。



「あっ、結愛ちゃんおはよう。起きたんだね!」



にこっと笑って、わたしの名前を呼んだ。




「………。」



うわああ…綺麗な顔。とてつもなく顔がお整いでいらっしゃる。




おかしな状況にも関わらずついじいぃっと見入ってしまった。



笑うと可愛い印象で童顔にも見えたけど、なにも言わないわたしを見て、微笑みが消えるとイメージは一変してかっこ美しすぎてなんだか怖い。




「やっぱり僕のことわかんない?」



「え?」



なになに?こんなイケメンと会ってたら忘れるはずないよ、全く記憶にないけど。

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