ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
レトがものすごくビビっていたことを思い出す。
「…どうせ、驚いてる僕のこと思い出してるんでしょ?」
不貞腐れて、わたしを見下ろす。
「くふふ、どうだろうねぇ?…よーくみると愛着湧くかも!これにしようかな、ちょっと待ってて、買ってくる!」
すると、パッとキーホルダーをレトにとられた。
「貸して、こういうのは彼氏がプレゼントするものでしょ?…僕も同じの買おうかな。」
えっ…!??レトとおそろい…!?
うそ……嬉しすぎる…。
「ありがと…レト、嬉しい!」
「ふふ、どういたしまして。」