ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
「本当!?そのことだけでもすっごく嬉しいよ!僕に関係あることだもん!!!」
またあの可愛い笑顔をわたしに向ける。
「でも!わ…悪いけど、わたし1人暮らしだし…アンタのこと……」
……!!?
急にわたしの唇にこの人の指が触れた。
「レト…だよ。」
「は……!?」
「アンタじゃなくて、レトって呼んで?…結愛?」
っまた不意打ちに呼び捨てにしないでよ…!!
なんなの…ほんと、いちいち色っぽいし!!
「だから……っれ、…レトと一緒に暮らすのは無理なの!お金がない人を助けると思って、ね?」