ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

レトの隣にはサミちゃんも寝ていて、人間離れした美形が並んでいる。




「…王子様にはお姫様…。ヒーローでもいいのかな?」




ポツリとつぶやいて、洗面所に向かおうとした時。




「ん……っ結愛ちゃん…もう行くの?」




髪の毛に寝ぐせがついて、目がとろんとしたままわたしの方に歩いてくる。




…可愛い、可愛すぎる。

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