ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

…レトに甘えるのはわたしだけでいいのに。




…って、また…わたし独占欲のかたまりだ。





「…大丈夫だよ、結愛にしかそういうことはしないから。」





「っ!?」





こそっとレトが耳元で囁いてきて、振り返るとふふっと嬉しそうに笑っていた。





「あぁやっぱり可愛すぎる!すっごく好き。」





「もう!なに言って…「聞こえてるからイチャイチャしないでよ!ふんっわたしはレトにあーんしてもらったことたっくさんあるんだから〜。」




「…えっ?」




「余計なこと言わなくていいから!サミが熱でた時に自分で飲めないからスプーンで飲ませてあげただけ!…結愛はこれからたくさん僕に甘えてね?」




「そ、そういうこと…っていうか!別に甘えたいわけじゃ……ん!」

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