ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
「その回数はなに…?」
「えーと、おはようのキス、いってらっしゃいのキス、ただいまのキス、おやすみのキスの4回だよ。もちろんおやすみの前にもベッドで何度も…。」
「っ!?バカバカ!!」
「もうっ…2人ともうるさいんだけど!とくにあんた!!」
サミがソファから結愛をにらんでいる。
「サミ、そんな言い方しちゃだめでしょ。」
「なんで、人間の声がうるさくて起こされたんだもん!ねえレト、おはようのキスがしたいならわたしとしよっ?」
「もう…しないよ、まったく……。」
「レトの意地悪〜!なに作ってるのそれ?美味しそうな匂いしてる。」