ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

少し顔を赤くして、照れながらそう言った。





やばい、めちゃくちゃキスしたい…。





「えー、レトと2人っきりだと思ったのに!!」






結愛がやること、考えること…すべて可愛すぎる。





「ごめん…レト、め、迷惑だった…?心配で…。」





僕が黙ってるから、結愛が不安そうにしている。





「ううん、違うよ!すっごく嬉しくて…結愛が僕のこと考えてくれてるの、すごく幸せ。」





抱きしめると、少し早い心音が聞こえて、もっと幸せな気持ちになる。





「結愛、ドキドキしてる?」





「っ、どうせ分かってるのに聞いてるでしょ?意地悪……。」






照れた顔を隠すように僕の胸に顔をグリグリと押し付ける。





うわあなにこれ、可愛すぎるっ!





「ちょっと!!2人とも離れなさいよ!!」





ーー…それから少しして、サミの使用人たちが大きな箱を持ってきたと思うと、テキパキとベッドを組み立てていった。
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