ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

え……?




そう言われて首を触ると、血がついていた。




飲んだ時は血は出ないって言ってたけど…。





「消えろ、この人間は僕が最初に見つけたんだ。」





「っきゃっ…痛…。」





サミちゃんを片手で突き飛ばしてしまった。





「あんた…このパッチをレトの首元にある赤いクラウンのところに付けてあげて。飲んでる薬の倍以上の抑制力があるの。」





「わ、わたしが…っ!?」





「ほらっ…早く!」





首元の赤いクラウン…?





あっ…あれか。




赤い色をしているけど、普通のタトゥーとかと違って、浮き出て光ってる。





…っいつものレトに戻ってくれるよね?

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