ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
レトの方に向かう。
「そう、おいで。大人しく僕に喰われればいい。」
そして、レトに覆い被さられた瞬間にサミちゃんから貰ったパッチを貼り付ける。
「っく!!うぅ…うぐ…。」
「れ、レトっ…。」
息を荒げて苦しそうにうずくまる。
「うぅ…はぁ、はあっ…。」
レト……。
「っ…あー痛いっ。そしたらレトをベッドに移させるわよ。」
サミちゃんも腕と足から血がでている。
なんとか2人でレトを支えて、届いたベッドに横にさせた。
汗がすごい。
呼吸は少し落ち着いてきたから、とりあえず汗を拭いてあげよう。
ホットタオルを何枚か用意して、レトの着ているYシャツのボタンを外す。
えっ…なにこれ?
上半身全体に不思議な柄の紋章が広がっている。
「…う、ぅん…?」
「「っレトっ!!」」
「あれ、なんでベッドに…ってなんで結愛が僕の服を…っなにこれ…。」