ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
「それより、僕が1つベッドを独り占めしちゃうことになるから…僕はソファでいいよ。」
「何言ってるの!レトがソファ!?…人間がソファでいいじゃない!」
「わたしとサミちゃんが同じベッドで寝ればいいよ、ね?」
「はぁ!?あんたと!?」
「ここはわたしの家だもん。わたしが決めていいでしょ?」
「はっ…たかが人間のくせに!調子乗ってるじゃないの。」
「あはっ。2人とも仲良くなるの早いね。」
え、レトなに言ってんの?これが仲良く見える?
残念ながらお互いに好意は生まれてないけど…。
「喧嘩するほど仲良しだって、言うでしょ?サミはラトともそうだしね。」
「サミはレトとしか仲良くしないっ!っていうかレトは早く休んで!」
はいはい、とレトは言って目を瞑るとすぐに寝息をたててレトは眠ってしまった。
「こんなにすぐ寝ちゃうなんて…。」
「はっ。さっきので相当疲れてるんだから…そりゃすぐ寝るに決まってるじゃない。」