ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

「そりゃ…思い出したら恥ずかしくなるじゃん…。」



って、あれ!?




なんで僕のほうが恥ずかしがってるの?




昨日の結愛と僕の立場が真逆だ…。




「ゆ、結愛は普通だね…?」




「相変わらずなレトを見てたら、恥ずかしさより面白さのほうが勝っちゃった…あはははっ!あー本当面白い…。」




また笑われた…もう。



でも、結愛こそこういう時も結愛らしいんだなぁ…。




「ふふ、結愛可愛い。」




結愛の頰に手を添える。




「っ!!」




わ、真っ赤。




「あはっ照れてるの?さらに可愛い〜。」




「なっ!それ…仕返し?」




「ええっそんなんじゃな…。」




そう言いかけたとき…。

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