ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

「え、なんで?特に問題はないけど…。」




「気分転換しようよ、久々に外歩くと気分も軽くなるよ。」




あ…僕のために。



「結愛…うんっ、母さんが花とか好きだから庭に綺麗なお花とか植えてあるんだ、そこに行こう。」



一緒に過ごせば過ごすほど、結愛のことをもっと好きになっていくよ。



「いいね、お花!」



ラトにはこの後行くって伝えたのに悪いけど、しばらく経ってから行った方が落ち着いてるだろうからもう少し経ってからにしようかな。



かと言って、このまま廊下で出くわすのも面倒なことになりそう…。


 
うん、今は体調いいし…多少身体使っても大丈夫だよね!



「結愛、ラトに見つかると厄介だからここから出ちゃおう。つかまってて。」




「ここって…窓から!?いまここ何階!?だいぶ上だよね?」




「ここ?14階だよ。ラトがまた来ないうちに…じゃあ、行こう。」

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