ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

「そっか、何か困ったことあったら言ってね、結愛ちゃん。」



ーーー……あれから1時間半。




「…………。」




「………………。」




「………お、おなかすいたから、なんか買ってくる!」



約束どうり、レトは静かにしてた。



しかし、わたしの横で頬杖をついて、にこにこしながらずっとわたしのことガン見して。



あんな整った顔に1時間見られ続けて耐えたわたし、すごいと思う。



「ゆっくり結愛ちゃん疲れてるでしょ。僕が行くよ!!」

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