ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ

「うん…っもちろん。くっついて離れてあげないよ。」





「…っありがとう、結愛。僕…幸せすぎる。」





「わたしこそ、ありがとうだよっ。」





「……はぁ…っよし!この状態から早く決着させよう…結愛、ラトでも父様でもいいからここに呼んでもらえるかな…紋章のパッチを取ってもらいんだ…。」





「…わたしじゃ危ないからだよね?」





「ん…念のため、ね。きた道を通れば誰かしらいるはずだから…いる場所を尋ねて聞いてみて。」




「わ、わかった!いってくるね、まってて!」




階段を登り終わると、サミちゃんがいた。





「さっ……はぁ…はぁ…サミっちゃ…」





「…たったこんな運動で息があがるなんて、ほんの人間ってちっぽけで弱いわ…話はついたんでしょうね?」

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