ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
ーー……。
そんなこんなで、家から歩いて5分のところにあるスーパーに行って、ラーメンに使うもの以外にも色々買ってしまったもんだから荷物が大分多くなった。
レトだけが荷物を持つからわたしも手伝おうとしたけれど、レトに全力で拒否されて今は帰り道の途中。
「結愛ちゃんは、バイトしてるの?」
「いや、学校がしちゃダメなところだからお金は親から送ってもらってる…ホントはあんまり余裕ないからバイトしたいんだけどね。」
「そっかぁ、じゃあ僕バイトしようかな。」
…レトは気づかないわけ??
スーパーに行くまでも、スーパーの中でも、今現在も……レトを見つめる女子の目に。