ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
「少しでも仲良く…「っもう帰って!邪魔!!」
「っごめん……。」
ハッとした時にはもう遅かった。
笑っているけど、またわたしはレトにこの顔をさせてしまった。
…また傷つけてしまった。
わたしにリュックを渡して先輩のほうに向かっていってた。
そして先輩に何か耳打ちをしてからわたしを見て、もう1度ごめんねと口を動かしてから来た道を戻っていった。
どうしよう……行っちゃった。
謝るのはわたしのほうなのに…。
「志内さん、あの人から聞いたけど…俺にお弁当作ってきてくれたの?」
「えっ…!?わ、わたしが先輩の!?」