どっちのものになりたい!?
1章~出会い~
華のJKになった初日からやけに廊下で女子が騒がしい

そう思ってると心友の愛海も同じ事を思ってたらしく2人で廊下に出てみた

するとたまたま近くにいた女子の会話が耳に入る

女子A「やばくない!?ねぇ、やばくない!?」

女子B「それ!やばいやばい!」

女子C「何組なんだろ!?チャンスあるかな?」

そんな会話を聞いた私達。

愛海「今の話からすると…?笑」

月苺「完璧に男…だよね?笑」

愛海「だよね…?笑」

女子の騒ぎの元が何か判明した頃
ちょうどその元がやってきた


女子A「きた!!きた!!」

女子B「きゃー!!かっこいい。。」

女子の視線と黄色い歓声を受けながら廊下を進んで行く男子2人。

どっちとも長身で顔はジャニーズ系だ

女子がきゃーきゃー言うのも分からなくはなかった

隣にいる愛海まで 2人の男子のかっこよさに思わず見とれている

そんな愛海を見てなんだか笑ってしまった

愛海「なんで笑うの?笑 かっこいいと思わないの?」

月苺「んー。どーかな?笑 」

愛海「珍しい。男は顔だ!って、月苺しょっちゅう言い張ってるぢゃん!笑」

月苺「性格も少しは大事だよ?笑」

愛海「少しってなに。少しって笑」

今愛海が言った事は事実。
中学校の時から私は顔派なのです。

だけど 中学時代の恋愛で色々あって
顔も大事だけど性格も大事って事を改めて知らされた


月苺「そろそろ席戻ろ!」

愛海「だね。笑」

そう言い教室に戻り席に着く

運良く私は窓側の席だった。


新しい生活に、日差しのいい席。
窓から入ってくる風からは桜の匂いがほんわかした

月苺「こんなに最高なスタートってある?笑」

その言葉と同時にチャイムがなる。


今まで空いていた隣の席に誰かが座った

私はずっと窓からの景色を眺めてたから

隣にどんな子が座ったのか見向きもしなかった。

隣の子が席に着いた途端

窓から流れてた風向きが逆になり
廊下から少し強めの風が流れてくる

風と共にやって来るいい匂い。

月苺(ん…?桜の匂いじゃない。隣の子かな?)


そこで初めて私は隣の席を確認した


そこにいたのは……
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