雪に塩
そのお陰で連れ去り先が分かり向かったところ、鍼蔑と鉢合わせしたのだった。
「じゃあ、私達がショー君の役に立ったっていうことよね!」
「そうね、私達の貢献は大きいわ。」
蕎寡と蛉葭がそう言うと。
「ねー。誰かさんと違ってー、私達役立つ人よねぇ。」
誰かさんと言葉を濁したが、莢啝の目線は見熊を向いている。
「なんですって!」
「あれぇ?私、誰とは言ってないんだけどぉ?」
「まあまあ、落ち着いて。」
火花バチバチの莢啝と見熊に、邃巷は両者へとなだめにかかる。
「それでその憑舌は?」
「助けるだの邪魔するなだの、何か凄げぇ喚いててさ。杠を誘拐した理由は全く分かんねぇ。今警察が取り調べしてるんだと。」
「そう。杠ちゃんが無事だったんだから、後は警察に任せましょう。」
わちゃわちゃしている5人には触れず、犬申と炒市、鞠畭の3人は話を進めた。
「ほら、あんた達!杠ちゃんも無事だって分かったんだし、帰りなさい。明日……、今日も授業あるでしょ。」
「「はーい。」」
みんなのオカンとなりつつある鞠畭の声で、炒市達7人は元気良く恋粕を後にした。
「じゃあ、私達がショー君の役に立ったっていうことよね!」
「そうね、私達の貢献は大きいわ。」
蕎寡と蛉葭がそう言うと。
「ねー。誰かさんと違ってー、私達役立つ人よねぇ。」
誰かさんと言葉を濁したが、莢啝の目線は見熊を向いている。
「なんですって!」
「あれぇ?私、誰とは言ってないんだけどぉ?」
「まあまあ、落ち着いて。」
火花バチバチの莢啝と見熊に、邃巷は両者へとなだめにかかる。
「それでその憑舌は?」
「助けるだの邪魔するなだの、何か凄げぇ喚いててさ。杠を誘拐した理由は全く分かんねぇ。今警察が取り調べしてるんだと。」
「そう。杠ちゃんが無事だったんだから、後は警察に任せましょう。」
わちゃわちゃしている5人には触れず、犬申と炒市、鞠畭の3人は話を進めた。
「ほら、あんた達!杠ちゃんも無事だって分かったんだし、帰りなさい。明日……、今日も授業あるでしょ。」
「「はーい。」」
みんなのオカンとなりつつある鞠畭の声で、炒市達7人は元気良く恋粕を後にした。