極上イケメン拾いましたっ!
お昼、陽斗君が気になって、電話を入れようとしたが、彼の電話番号を知らない。
私の家には固定電話も置いてないから、連絡する手段がなかった。
ちゃんとお昼を食べているんだろうか?
部屋を漁ったりしていないだろうか?


いやいやいや、もう陽斗君は部屋には居ないかも知れない。
ヒモにして欲しいだなんて、あんな話、まともに受けた私が可笑しいんだ。
きっと、彼は1日だけ泊まる場所が欲しくてあんなことを言ったんだ。
そうに決まってる。
だから、私が家に帰れば、陽斗君はきっともう部屋には居ない。


そう考えれば、何故だかわかならないけど、胸が痛かった。



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