極上イケメン拾いましたっ！
「ちょっ、君っ！！」


華奢に見えたその胸板をグッと押し返せば、男らしい筋肉が付いていた。
目一杯力を入れて押し返した結果、触れてた唇が離れた。


「上杉陽斗、さっき名乗ったよ。」
「え？」
「君、だなんて呼ばないでよ。」
「え、あ、ごめん・・・」


どうして私が怒られてるのかもわからない。
それに素直に謝っている自分に可笑しくなる。


「俺を飼いたくなったでしょ？」
「だから、意味がわかんない。どうして君を、飼わなきゃっ」


再度、口を塞がれた。
今度は触れるだけの口付けじゃなく、ドンドン深くなっていく。
彼の舌が私の口内を這いずり回って犯していく。


「んっ・・やめ・・て・・・」


必死の思いで彼の肩を押し返し、彼から身体を離す。


「どうしてさっきから、そんなことばかりするのっ！？」
「上杉陽斗、何回言わせるの？」
「え？」
「お仕置き。名前呼ばないから、お仕置きしたの。」



彼の道理がわからない。
目の前の若者が、何を言っているのか理解に苦しむ。
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