恋しても 될까요?






今日の夜も白虎が暴れた。








いつもは何もなく俺は白虎を片付けた。









しかし、今日は違った。暴走族のくせに刃物を使ってきやがった。なんて根性腐ったやつらだ。脳みそねえんじゃねえか?









まあ刃物なんてバカみてえなもん使われた俺は何ヶ所か傷を負い、流血していた。だかもっと痛えこともあったしこれくらいはもう慣れた。









俺は動くのもだるくなりある公園のベンチに寝転がった。











そして眠気が襲ってきた頃…いきなり身体に重みがかかった。










1人の女だった。顔は暗くてよく見えねえがいい匂いがした。だか、そいつは俺が寝転がっているのにも気づかず俺の上に座っていた。









俺は何度も声をかけたが女はどこから声がするのかわからず未だに人の上に座っているのにも気づかず戸惑い焦っていた。








変な女だ。こんな時間に。










俺に気づいた瞬間ものすげえでけえ声で叫んでいた。どっからそんな声出るんだ。







面白い女だ。



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