恋しても 될까요?
桃川学院
「佐藤おはよ!」
朝からうるさいこの男は木村 叶夢。やたらと絡んでくる。
そーゆーのは昼にしてほしい。
「…………おはよ。」
「おいおい。いつもにましてこえーな。」
「それは嬉しい。どうもありがとう。」
「ハハッ冷てえな。」
私の朝にしては十分暖かいと思う。
「あ、そうだ聞いたか?最近夜になるとここら辺の不良が騒いでるらしい。」
「叶夢も一緒に騒いどけば?すごく面白いと思う。」
別に不良が嫌いとかではない。それがその人たちの生き方なんだからバカになんてしない。人それぞれだと思う。バカにする奴ほど馬鹿だ。