月の光、太陽の影
「うっせえなぁ!!」


雄星くんが顔を赤くして望月くんに掴みかかる

望月くんは相変わらずの澄まし顔でにやにや笑っている


「なにやってんだか」


私はお腹を抱えて笑った

花薫は頭の上に『?』を浮かべている



「あれ、穂詩、どした?」



雄星くんが立ち止まって後ろを振り返る
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