月の光、太陽の影
望月くんは私に気づいたようで、ちらっとこっちを見るとすぐに目線を外した


嫌われて、る…?


「じゃあ天野くん、吹寄の隣な」



はいきた。定番パターン


私は気まづくてしばらく机を一点に見つめた


「よろしく」


隣から聞こえた低い声


私は少し嬉しくなって「うん」と明るく返した
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