月の光、太陽の影
その瞬間、望月くんの表情が変わる



「いないよ、もう、兄貴は」



え……?


「あと何も言う事ないから。さっき言ったことちゃんと守って」


まだ頭がぐらぐらする。


いない?旭くんが?もう、いない?


うそだ。


なにも言わずに居なくなったの?
もう会えないの?
信じることなんてできない。
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