月の光、太陽の影
「え?」


内容を理解できない花薫と穂詩


無理もない


「今望月くんいないから話すけど。旭くん、今はもういないみたい。」


改めて真実を口にすると鼻がつんとした


花薫と穂詩も何と言っていいかわからない様子だ


「うん、だから、その…もう旭くんの話はしないでくれって、怒られた」


これ以上話したら涙が溢れそうで、私はうつむいた
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