月の光、太陽の影
「南風、大きくなったな」

「なに保護者みたいなこと言ってるんですかー」


私はおかしくて笑った

先生は頭をかいた


「本当にそう思うから」


先生はしみじみと言う

私は一旦筆を置いた


「そういう先生もさらに大人の男性になりましたね」


冗談ぽく言うと先生は不思議そうな顔をして「老けたのか」と聞いた
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