月の光、太陽の影
「声でかい!」


雄星くんは慌てて私たちを見る

私は花薫の耳を指さして、「大丈夫」と口だけ動かした


花薫の耳にはイヤホンがさしてあったので花薫は気づいていない



雄星くんは胸を撫で下ろすとキッと望月くんを睨んだ
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