明日の空はどんな色だろう。
「蒼磨君だって、時々一緒に帰ってるじゃん!」

「途中まで同じ道だからね」

好きだとか、特別な感情があるわけじゃない。
ただ、2人とも大切な幼なじみってだけで。

「なんかさ、小さい頃から一緒にいるから一緒にいるのが当たり前に思えるんだよね」

「贅沢だなぁ。みんな言ってるよ、莉音が羨ましいって」

「うーん、そうなのかな?」

幼なじみの私には分からないな。
昔っからそうだから。
< 10 / 25 >

この作品をシェア

pagetop