明日の空はどんな色だろう。
「翔」

「んん?」

「お前が俺のあげた絆創膏を見たとき、どういう顔をしてたか知ってるか?」

顔?
そんなの全く気にしてなかった。
しまった。感情が表に出ていたのか。
いつも笑って、明るく振る舞っていたつもりなのに。

「さぁ?どういう顔してたのさ」

「…嫉妬」

蒼磨の口からでた意外な言葉に目を見開いた。
言葉が出なかった。

「嫉妬だ」

「は…はぁ?何言ってんだよお前!」

感情を悟られないよう、いつも通り笑顔を意識する。
やばい。
自分でも困惑しているのがわかる。

「翔、俺たちずっと一緒にいるよな」

「あ、あぁ」

「だからどんなにお前がいつもと同じ笑顔でいたとしても、内心どう思っているかが大抵わかる」

「っ!」
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