明日の空はどんな色だろう。
♤蒼磨side♤
翔の表情が変わった。
俺を本当のライバルとして見ている瞳。
遠まわしな俺の宣戦布告に気づいたんだろう。
さすがだ。
俺はずっと気づいてたよ、翔。
お前が莉音を好きだってこと。
俺たちの関係を壊したくなくて気づかないふりをしていたんだろうけど。
俺はずっと前から気づいてた。
だからかもしれない。
莉音の鼻に貼っていたアンパ○マンの絆創膏を見たとき、悔しくてシンプルな絆創膏を渡した。
練習の時、俺の渡した絆創膏を貼ってくれていた姿を見たとき嬉しかった。
あの時、お前の顔を見たんだ。
いつもニコニコしているお前が顔を嫉妬にゆがめていた。
感情を隠しきれていなかった。
翔…
「お前は大切な幼なじみで、親友で、相棒で…ライバルだ」
「…わかった」
腹をくくったのか翔は真っ直ぐな瞳で俺を見た。
そしていつもとは違う笑みを浮かべる。
「莉音は渡さない。俺が守る」
「そうか、俺もそう思っていたところだ」
莉音はどちらの手に入るのか。
それともどちらの手にも入らないのか。
俺たちにはわからない。
翔の表情が変わった。
俺を本当のライバルとして見ている瞳。
遠まわしな俺の宣戦布告に気づいたんだろう。
さすがだ。
俺はずっと気づいてたよ、翔。
お前が莉音を好きだってこと。
俺たちの関係を壊したくなくて気づかないふりをしていたんだろうけど。
俺はずっと前から気づいてた。
だからかもしれない。
莉音の鼻に貼っていたアンパ○マンの絆創膏を見たとき、悔しくてシンプルな絆創膏を渡した。
練習の時、俺の渡した絆創膏を貼ってくれていた姿を見たとき嬉しかった。
あの時、お前の顔を見たんだ。
いつもニコニコしているお前が顔を嫉妬にゆがめていた。
感情を隠しきれていなかった。
翔…
「お前は大切な幼なじみで、親友で、相棒で…ライバルだ」
「…わかった」
腹をくくったのか翔は真っ直ぐな瞳で俺を見た。
そしていつもとは違う笑みを浮かべる。
「莉音は渡さない。俺が守る」
「そうか、俺もそう思っていたところだ」
莉音はどちらの手に入るのか。
それともどちらの手にも入らないのか。
俺たちにはわからない。