Last Prisoner 教師を愛した私
先生、この気持ち、聞いてほしい。
拒絶したり、避けたりだけはしないでね。
すんごく、先生が、好き…。
「先生!!」
廊下を走って追いかける。
先生は振り向くと、
「廊下は走らない!!ってお前、どうした、その顔?!」
先生がお前、って呼んでくれた…。
変わらず接してくれた。
そんなささいなことが、嬉しかったり。
悲しくもあって。
「先生のせいだよ!!目が真っ赤なのも、鼻が赤いのも、アイラインが濃いのもっ!」
「そうなの?」
先生は微笑みながら言う。
「悪かった。この通り!」
先生は手を併せて私を拝む。
もうっ、先生。
人が真面目に話そうとしてるのにっ。
「罰として、私はこんどの試験で全科目90点以上とってみせるから。先生の『特別』になるからねっ?」
先生は笑いながら、
「お前が罰受けてどうする。俺が罰受けるんじゃないの」
「いーの、わかった、先生?!」
「ああ、期待してるよ。もし、ほんとに取れたら願い事、一つだけ叶えてやるから。考えとけ」
えっ…。
先生、それ本当?
嬉しくて、言葉にならない。
かわりに涙が溢れてくる。
先生、やっぱり先生がいい。
拒絶したり、避けたりだけはしないでね。
すんごく、先生が、好き…。
「先生!!」
廊下を走って追いかける。
先生は振り向くと、
「廊下は走らない!!ってお前、どうした、その顔?!」
先生がお前、って呼んでくれた…。
変わらず接してくれた。
そんなささいなことが、嬉しかったり。
悲しくもあって。
「先生のせいだよ!!目が真っ赤なのも、鼻が赤いのも、アイラインが濃いのもっ!」
「そうなの?」
先生は微笑みながら言う。
「悪かった。この通り!」
先生は手を併せて私を拝む。
もうっ、先生。
人が真面目に話そうとしてるのにっ。
「罰として、私はこんどの試験で全科目90点以上とってみせるから。先生の『特別』になるからねっ?」
先生は笑いながら、
「お前が罰受けてどうする。俺が罰受けるんじゃないの」
「いーの、わかった、先生?!」
「ああ、期待してるよ。もし、ほんとに取れたら願い事、一つだけ叶えてやるから。考えとけ」
えっ…。
先生、それ本当?
嬉しくて、言葉にならない。
かわりに涙が溢れてくる。
先生、やっぱり先生がいい。