Last Prisoner 教師を愛した私
マサミは大きく深呼吸をして呼吸の乱れを整えると、

「これからは何でも言ってね。舞のこと、私は大切に思ってるつもりだから」

「まさみぃ…」

私は私より小柄なマサミの体に抱きつきながら泣いてしまった。

そして二人でずっと泣きながら抱き合っていた。
マサミ、ごめんね。

ずっと私のこと思っていてくれたのに、私はマサミを裏切っていたんだね。

これからは私も何でも話すし、マサミにも何でも話して欲しい。

ずっと友達でいてね。


その日の夜は二人でブランコに乗りながら、色んな話をした。

心底マサミが親友でよかった、と私は思ったんだ。

ありがとう、まさみ。

ごめんね、マサミ。

でもずっと、大好きだよ。
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