Last Prisoner 教師を愛した私
S2 Wishing on the star
夏休みがあけ、授業が始まった。
夏休みがあけた教室の友達は、みんなたくましさを増しているような気がした。
これからは大学入試に向けて、小テストや模試がたくさん行われる。
それでも受験のぎりぎりまではバイトを続けるつもりだった。
そのことをマサミに相談すると、マサミは、
「舞は頑張りすぎるから、体だけは大事にしてね」
と言って、
「私は受験とか面倒だから就職することにしたよ」
と軽い口調で言われた。
初耳だったのでとても驚いた。
「本当はさ、進学しようと思ってたんだ。でもお父さんの工務店、今景気が悪くて、従業員にお金払うのも大変みたいなの。だから、私は進学しない」
そういうマサミの顔は少し寂しげで。
高校に入学したばかりの頃を私は思い出していた。
高校に入学して初めてできた友達がマサミだった。
私たちはすぐに打ち解け、色々な話をした。
「ねぇ、舞。私たち、同じ大学行けたらいいね」
「そうだねー。私もマサミと同じ学校行けたらいいな、って思う」
「それでさ、仕事しても、年取っても、ずっと親友でいたいな」
「私も私も!!結婚して子供ができたら隣同士の一戸建てに住もうよ」
夏休みがあけた教室の友達は、みんなたくましさを増しているような気がした。
これからは大学入試に向けて、小テストや模試がたくさん行われる。
それでも受験のぎりぎりまではバイトを続けるつもりだった。
そのことをマサミに相談すると、マサミは、
「舞は頑張りすぎるから、体だけは大事にしてね」
と言って、
「私は受験とか面倒だから就職することにしたよ」
と軽い口調で言われた。
初耳だったのでとても驚いた。
「本当はさ、進学しようと思ってたんだ。でもお父さんの工務店、今景気が悪くて、従業員にお金払うのも大変みたいなの。だから、私は進学しない」
そういうマサミの顔は少し寂しげで。
高校に入学したばかりの頃を私は思い出していた。
高校に入学して初めてできた友達がマサミだった。
私たちはすぐに打ち解け、色々な話をした。
「ねぇ、舞。私たち、同じ大学行けたらいいね」
「そうだねー。私もマサミと同じ学校行けたらいいな、って思う」
「それでさ、仕事しても、年取っても、ずっと親友でいたいな」
「私も私も!!結婚して子供ができたら隣同士の一戸建てに住もうよ」