平凡な私の学園生活

落とし物は落としたままで


「千優、昨日は本当、ありがとう!私の雑用を代わりにしてくれて!」

「スイーツ、奢って下さいよ?拒否権はありません。」

これで、少しは反省して_____
 
「いいよ、いいよ!いくらでも奢ってあげる!!」

もらえませんでした。

くそう、金持ちめ。

あっ、言い忘れていましたが、舞ちゃんは立派なお嬢様です。

口調といい、振る舞いといい、そうは見えませんけどね。

「ほら、次移動教室!行こう!!」

「はい。」

舞ちゃんの笑顔をみていたら、たまには雑用もいいかな、なんて思いました。

もう、あんな大変なのはやりたくないですけどね。
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