平凡な私の学園生活
「千優____」
「嫌ですよ。初めにミツケタノガ私でも、最終的に拾ったのは舞ちゃんです。舞ちゃんが届けてください。」
面倒な事はゴメンなんです。
それに、神代君にはいい噂がありません。
女ったらしだとか、目を見れば操られるだとか・・・・。
噂は信じない主義ですが、それが生徒会役員であるとなると、少々、いや、かなり警戒します。
「スイーツ。」
「えっ?」
「コレを届けたら、何時でも、好きなだけスイーツ食べてもいいわよ?」
くっ、ズルいです。
ですがこの私、そんな餌には食いつきませんよ!
「あと、我が杉上財閥及び杉上系列の会社全てをもって、千優が困ったときに全力でその問題を解決すると約束するわ。勿論、どこの、どんなスイーツも取り寄せし放題よ。」
「さぁ、届けにいきましょうか。」
あっ、言ってしまいました。
・・・・。
そうですよね。
知ってました。私が見事に釣られることくらい。
しょうがないですよ。
私は欲に忠実なだけです。