平凡な私の学園生活
「やはり、やめませんか?」
「スイーツ。それに、今日、生徒会室には神代悠馬だけだって聞いたわよ?」
「ぐっ・・・・。って言うか何でそんな事知ってるんですか?」
「まぁ、ちょっとね。」
只今生徒会前にいます。
とんでもない威圧感を前に、もう逃げたいです。
結構真面目に。
まぁ、サッと置いてサッと帰りましょう、そうしましょう。
では、行きます。
コンコン
「どうぞ」
コレは___玖条君の声。
マジですか、ここまで来てラスボスですか。
Level1未満の平民Dにいきなり大魔王と戦えと?
まぁ、いいです。
「失礼します。」
「何の用だ?」
怖いです。
怖すぎです。眉間に皺寄りまくってます。
「生徒会役員、書記である神代悠馬さんが生徒手帳を落としたようなので、届けに来ました。」
「神代!!!」
「何ー?」
「お前に届け物だそうだ」
神代君、あなたはやはり、いるんですね。
「あぁ、ありがと。君、学年と名前は?」
金色に染められた髪。
モデル体型に、イケメンだとしか言いようがない顔。
色っぽさを纏い、誰がみても惚れ込んでしまうような、まさしく完璧な容姿をした少年が、そこに、立っていた。