平凡な私の学園生活
イケメンって本当に次元を越えると、もう、イケメンが何なのかわからなくなりますね。
「何?どうしたの?俺に惚れちゃった?」
アニメや何かを見ているようだったが、その言葉で一気に現実に戻された。
「・・・・二年、夏目千優です。」
神代君のノリに若干引きつつ、愛想なくそう答えると、何を思ったのか、神代君は急に眼鏡を外し、私にぐっと近づき、目をじっと見つめながら言う。
「ありがとう。お礼に僕にキス、してよ。」
その言葉を聞いた私は、神代君との距離をぐっと縮め、唇がつくかつかないかのギリギリのところまで迫った。
そして_____