平凡な私の学園生活
花は武器ではありません
「舞ちゃんの薄情者!おかげでひどい目にあいましたよ。結局スイーツ食べに行けませんでしたし、舞ちゃんはいなくなるしで。」
「ゴメンゴメン。で、例えばどんな?」
「まず、生徒会長もとい、魔王に、いや悪魔に出会いました。」
「優鶴にとって生徒会長って一体・・・・。っと、それから?」
「神代君に落とし物を届けたら、何故か恋人みたく『ねぇ、僕にキス、してよ』とか何とか言われて」
「言われて?」
さぁ、舞ちゃんに言う覚悟はできました。
よし、逝きます!!
「お、思わず『好きです』って言ってしまったんです・・・・。も、勿論そういう意味ではないですからね!!!」
「あっ、何となく読めた気がする。」
まぁ、とにかく私はその場そので、いざという時ほど何も考えず、普段言えないようなこともサラッと言ってしまうんです。
本当、どうにかなりませんかね。
って言うか、別に私が神代君に対して好きだ何だと言ったことはいいんです。
だって、誰がどうみても、聞いても、全てのセリフさえ聞けば、その場の雰囲気さえ掴めば、あいらぶゆーの意味には絶ッッッ対、になりませんからね。
じゃあ何が問題なのかって?
そうですね。
神代君の顔が赤くなっていた事ですよ。