平凡な私の学園生活

花は武器ではありません


「舞ちゃんの薄情者!おかげでひどい目にあいましたよ。結局スイーツ食べに行けませんでしたし、舞ちゃんはいなくなるしで。」

「ゴメンゴメン。で、例えばどんな?」

「まず、生徒会長もとい、魔王に、いや悪魔に出会いました。」

「優鶴にとって生徒会長って一体・・・・。っと、それから?」

「神代君に落とし物を届けたら、何故か恋人みたく『ねぇ、僕にキス、してよ』とか何とか言われて」

「言われて?」

さぁ、舞ちゃんに言う覚悟はできました。

よし、逝きます!!

「お、思わず『好きです』って言ってしまったんです・・・・。も、勿論そういう意味ではないですからね!!!」

「あっ、何となく読めた気がする。」

まぁ、とにかく私はその場そので、いざという時ほど何も考えず、普段言えないようなこともサラッと言ってしまうんです。
 
本当、どうにかなりませんかね。

って言うか、別に私が神代君に対して好きだ何だと言ったことはいいんです。

だって、誰がどうみても、聞いても、全てのセリフさえ聞けば、その場の雰囲気さえ掴めば、あいらぶゆーの意味には絶ッッッ対、になりませんからね。

じゃあ何が問題なのかって?

そうですね。

  




 




神代君の顔が赤くなっていた事ですよ。 
< 19 / 45 >

この作品をシェア

pagetop