平凡な私の学園生活

「神代君、私は神代君の“好き”に今は応えられません。」

「~ッ____」

神代君は今にも泣きそうな顔をして、何だかこちらに訴えてきます。

どうして

と。

「よく考えてみてください。神代君をみてくれている人ならたくさんいます。私以外にたくさん、いるんです。それに_____」
 
「その“好き”が、そういう意味での好きなのか、もう一度、神代君自身に聞いてみてからにしてください。」

・・・・。

完璧ですよね?

コレはいったんじゃないですか?

神代君、勘違いだと気付いてくれたと思います。

だって、何だか考えが決まったような顔をしていますから。

不安そうな顔をしていませんから、ね。

「・・・・。そうだね。そうするよ。でも______」

「・・・・その時に、ということで。」

「わかったよ。」

にっこりいい笑顔頂きました!
 
本当に顔は良いですね。それにしても、


『でも、その”好き“がそういう意味の好きだったら、その時は覚悟してね』


ですか・・・・。

くっ、私はそう簡単にやられませんよ!!

・・・・なぁんて。

少々先が思いやられそうです。
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